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自分にしかできない仕事|東京都/Bivo PHASE/神田 剛弘 さん

美容師っていう仕事は、
誰かにとって「オンリーワン」になれる仕事だと思います。

その「誰か」っていうのは、お客様である訳ですが、
ここでは私を指名して下さるSさんという女性の話をします。
当時、彼女は短大生になりたてだったんだと思います。

お友達の紹介で来て下さったのですが、
最初のご来店の際、
「イメチェンしたいので、美容師さんに任せます」
と初めての「初来店」&「おまかせ」を受けました。
何のヒントもないデザインづくりは初体験。
内心ドキドキでした(笑)

短大の話、バイトの話、家族や彼氏のことまで話して打ち解けました。
そして、傷んだ髪の毛のケアから、カット、スタイリングのコツなど、
自分のできる限りの技を繰り出しました。

「こちらでいかがでしょうか?」
彼女は少し戸惑った表情を見せ、照れたように笑いました。
今までの「女子高生スタイル」から、「大人の一歩」に。
少し落ち着いた中にも、華やかさを出したのが好評だったようです。

その後も、通常のカットやカラー以外にも、
イベント用セットの際もご来店いただいていました。
そのイベントごとに、彼女の「成長」を感じて、嬉しくなったり・・・

最初のご来店から3年後くらいですかね・・・
「今度結婚するので、そのスタイリングを神田さんに任せたい」
と言われたのは。

一生一度のハレの日。
大きな期待感を感じ、責任も重かったけど、
それ以上に充実感、適度な緊張感、「自分の仕事だ」という嬉しさに溢れていました。

彼女はその日を、最高に美しい女性として最高の一日を過ごしたと確信しています。
後日届いたポストカードがそれを物語っていましたから!

他の誰かじゃなく、「自分」にしかできない仕事があるということ、
誰かにとって「オンリーワン」であり、必要とされること。
大変だけど、日々生き生きと活動できる、素敵な仕事だと思います。 


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